リズムとボイス
- 2016.03.04 Friday
- 20:05
東京国際文芸フェスティバルの、川上未映子さんとイーユン・リーさんのお話を聴きに行った。
もう、生のみえこはんは素敵だったし、お話も良かったし、でも何よりもリーさんの英語での朗読が本当に本当に良かった。
シンプルだけれども心に残る文体の小説は日本語で読んでもそうだけれど、リーさんが英語で読んだテキストは綺麗な一定のリズムがあって、私は英語があまりわからないにもかかわらず先に翻訳を頭に入れてから聴いたせいもあって、すごくしっくりと響いた。感動するってこういうことなんだなあ。
朗読以外のお二人の話も、すごく興味深かった。母国語で書くことについてとか、翻訳と文体やリズムついての関係性とか孤独についてとか。
帰りにリーさんのサイン本を買おうと思ったのだが、未読のものはもう全部売り切れていたので我慢。
でもこんなに素晴らしいイベントが無料ってすごいなあとしみじみ。