顕れるイデア
- 2017.02.24 Friday
- 16:03
春樹新刊と小沢健二新譜が同じ週に出てしまって、何年に一度の祭りが奇跡的に重なる。嬉しいというよりキャパオーバーな感じです。私の頭じゃ追っつかない。
とりあえず本を読んで、今日からの小沢テレビ出演は録画して来週に見ることにする。
昨日のNHKクロ現+の『騎士団長殺し』の特集をわりと面白く見た。台詞がオシャン過ぎてどうのとか、アンチの意見も、まあ意味はわかる。出てくる女の人のことも。
でも!でも私は、小説の登場人物がバーでカティーサーク飲んだり、やれやれとか言ったり、サンドイッチをビールで流し込んだりするのも、全部そういう設定の世界の物語と思っていつもわくわくしながら読んでいる。
例えば、孤島が舞台のミステリー小説とか、魔法が使えるファンタジー小説みたいに、自分の生きている世界とは似ているけれども別の世界。だから細かいディテールがリアルじゃないっていうのは、そこじゃないでしょと思ったりする。
伏線回収に関しては、同意するところもある。置いてけぼりで淋しい気持ちになったことも何回もあるし。でも本人は伏線のつもりで書いているわけではないのだろうし、そういう小説の読み方をする必要はないと思う。
遅読だから読むのに時間かかると思うので、とりあえずネタバレ避けるためにしばらくネットは控えめにしよう。