菓子祭

  • 2016.12.07 Wednesday
  • 13:02

先月は、両親と北海道の友達とがほぼ同じ時に東京に遊びにくることになったり、他にも珍しく出かける用事が重なって、なかなか忙しい日々だった(自分比)。

年に1回か2回のことなのに、毎年だいたいかぶる。オフシーズンだとか色々理由はあるのかもしれない。

 

iPhoneImage.png

 

友達とは前回同様神保町へ。彼女は吉行淳之介をいつも探している。エッセイや対談集もたくさんあるので、もう二十年くらい読んでいるのにまだ古書店では新たな発見があるとのこと。

前回そんな話をしている時に私が、吉行淳之介の『菓子祭』っていう小説があって題名がすごく気になっている・・という話をしたのを覚えていてくれて、今回手土産にわざわざ地元の古本屋で見つけたのを持ってきてくれた!うれしい!

 

もりもり本を買う彼女を見て、つられて私も尾辻克彦と皆川博子を購入。皆川さんの『恋紅』という昔の本で安西水丸さんの装丁のものも見つけたんだけど、サイン本なのもあって予算オーバーで断念した。

 

神保町で本当はタケウチカレーか、みかさの焼きそばを食べたかったんだけど、時間が合わなくて夕方ティーヌンでビールとタイのさつま揚げの早めの夕食。充実。

欲しい本がありすぎる。

  • 2016.09.16 Friday
  • 23:22

欲しい本があり過ぎて、取捨選択が辛い。とりあえず図書館に予約すべきなのか、それか買うにしても優先順位が決められない。そうこうしている間にまたどんどん新しい本は出る。

 

まずは何にせよ私の青春、新井素子の『星へ行く船』シリーズの復刊。今月ついに最初の2冊が出てしまったし、ちくま文庫新刊は森茉莉の食エッセイ『紅茶と薔薇の日々』も、借りるより持っていたい佇まい。ちくまは『幕末単身赴任 下級武士の食日記』っていうのも面白そうだし、ちょっと前の柴田さん訳のブコウスキー『パルプ』は夫も好きそうだから家に置いておきたいなあ〜。


あとは、クレストブックスのこれから出る新刊『四人の交差点』が面白そう。
トンミ・キンヌネンさんというフィンランドの作家。
四人によって語られる家の物語・・とか大好物だし、公式サイトの紹介文の「それぞれの声で語られる喜びと痛みの記憶は、結末でやがて一つの像を結び、ある秘密を明らかにする」って、きっとかなり自分好み!


それと、『村上さんのところ』で知ったドナ・タートの『ゴールドフィンチ』の最終巻もついに出たということで、ぜひまとめて読みたいと思っているんだけど、図書館でまとめて借りられるくらい予約人数が少なくなるまで待つかなあ。

あ、あとスティーブンキングの新刊『ミスター・メルセデス』も読みたいけど上下で2段組だったら図書館で借りるのつらいなあ・・。

ああ、お互いに少しずつ買って貸し借りし合える本の好みが合う友人が欲しい。

 

 

青空は不吉

  • 2016.07.25 Monday
  • 09:31

最近長く電車に乗ることが多かった分、文庫を多めに読んだ。
田辺聖子の『おちくぼ姫』と北欧ミステリーの『偽りの楽園』は、ほぼ電車の中で読み終えた。どちらも読みやすいうえに続きが気になってどんどんすすむから、自分にとっての電車読書にはぴったりだったなあ。

しかし何よりミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』のすごさ!!

単行本は迷って結局買わずじまいだったので、この度の文庫化をきっかけに読んでみた。長いからどうかなと思ったけど、あっという間にはまってしまう。

さびれた遊園地とか雑貨屋とかの細かい描写がたまらなく良くて、でも読み進めていくうちにその描写の隙間に不穏さが見えてくる。キラキラしたものと不穏さが決して裏表ではなく、同時に同じ熱量で存在している感じがすごい。特に最後の方の澄んだ青空の不吉さには鳥肌がたった。

 

レモンケーキの独特なさびしさ

  • 2016.05.30 Monday
  • 11:46
エイミー・ベンダーの新刊が出た!
『レモンケーキの独特なさびしさ』という、とても魅力的な題名。面白そう。
でも装丁は原書の方がすきだなあ・・。

今月はスティーブン・ミルハウザーの新刊も出ているし、でも自分の中に数年に一度やって来る田辺聖子まつりの気配もあったりする。

実はいま通っている歯医者さんのビルに大きめのブックオフが入っていて、ついつい寄ってしまう。もう何年もブックオフは行ってなかったのだけど、行くとやっぱり楽しい!文庫で今の装丁と違うのとか見つけると欲しくなっちゃったりね・・。そういうのはもうやめて、純粋に読書を楽しもうと決めたはずだったのに、やっぱりだめだわね。

たべるのがおそい

  • 2016.04.28 Thursday
  • 10:00
「たべるのがおそい」という新しい文芸誌に、『こちらあみ子』の今村夏子さんの小説が掲載されているとのことで、電車にのって大きな書店に偵察に行く。
文芸誌のところにも新刊コーナーにもなく、探して探してやっと詩歌のコーナーで発見。確かに短歌も載っているけど。
紙質もすごくいいし装丁もいいし、これは買おうと思っていたところに、未読だった未映子はんの『愛の夢とか』のサイン文庫を見かけてしまって、結局サイン本を優先して買ってしまった・・。ミーハー。
たべおそ、来月買います。

* * * * * * * * * *

たまたま見たヤフーのつぶやきランキング(?)の一位にラーメンズの文字が!どうやら次回の小林賢太郎TVのゲストが片桐氏とのことで、嬉しいけど、やっぱりラーメンズとしての公演を見たいなあ・・。もうTOWERから七年も経つのかー。
 
穂村 弘,今村 夏子,ケリー ルース,円城 塔,大森 静佳,木下 龍也,日下 三蔵,佐藤 弓生,瀧井 朝世,米光 一成,藤野 可織,イ シンジョ,西崎 憲,堂園 昌彦,服部 真里子,平岡 直子
書肆侃侃房

リズムとボイス

  • 2016.03.04 Friday
  • 20:05

東京国際文芸フェスティバルの、川上未映子さんとイーユン・リーさんのお話を聴きに行った。
もう、生のみえこはんは素敵だったし、お話も良かったし、でも何よりもリーさんの英語での朗読が本当に本当に良かった。
シンプルだけれども心に残る文体の小説は日本語で読んでもそうだけれど、リーさんが英語で読んだテキストは綺麗な一定のリズムがあって、私は英語があまりわからないにもかかわらず先に翻訳を頭に入れてから聴いたせいもあって、すごくしっくりと響いた。感動するってこういうことなんだなあ。

朗読以外のお二人の話も、すごく興味深かった。母国語で書くことについてとか、翻訳と文体やリズムついての関係性とか孤独についてとか。

帰りにリーさんのサイン本を買おうと思ったのだが、未読のものはもう全部売り切れていたので我慢。
でもこんなに素晴らしいイベントが無料ってすごいなあとしみじみ。

まるかじり

  • 2015.11.12 Thursday
  • 19:53
部屋の中が寒い。外に出たら汗ばむくらいなのに。部屋ではユニクロの極暖ヒートテックに起毛のパーカー着てひざ掛けにくるまっている。

* * * * * * * *

今月は一週間くらいかけて実家のはしごで北海道滞在の予定があるのだが、ちょうど図書館で何ヶ月も待った本の順番が回ってきそうでドキドキしている。もしタイミング悪かったらもう一度予約しなおしかあ・・。

でもまた欲しい本どっさり。
川上未映子の長編新刊と、COYOTEの新しい号。
みえこさんのはABCにあったサイン本狙ってたんだけど、入荷情報の五日後くらいに電話したらもう在庫切れ。装丁も可愛らしいので、ぜひ購入したいなとは思っているんだけど、図書館か文庫まで待つか、うーんどうしよう。
COYOTEは特集が「平松洋子 本のまるかじり」!!!
平松洋子+小川洋子+東海林さだおというかなり美味しそうな本の予感。これは雑誌だから、購入しないと読めなくなるかもしれない・・。
それと、本は買うけどあまり読まない夫氏がめずらしく一気読みした『犯罪』のフェルディナント・フォン・シーラッハの新刊『カールの降誕祭』もかなり面白そう。これは夫氏へのプレゼントという言い訳で買おうかなとか思ったり・・・。毎日の取捨選択が難しい。
 
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社

スパカツ

  • 2015.10.21 Wednesday
  • 14:35
iPhoneImage.png

先週のlakaguの岸本さんと津村さんの対談イベント、本当に楽しかった!
司会者なしでお二人で話をしているのを聞くっていう感じだったんだけど、だからこそ面白かったのかも。
小説の話もよかったけど、そこからどんどんそれて行った話もすごく面白くてたくさん笑った。

中でも興奮したのは自分にとって身近だったスパカツとアイスホッケーの話。
スパカツはミートソースの上にトンカツが乗っているというB級グルメで、津村さんの小説(私は未読ですがたぶん『ワーカーズ・ダイジェスト』)にでてくる。
実はスパカツは釧路市民のソウルフードで、鉄板皿の上で極太スパゲティがじゅうじゅう・・というよりも油ハネでバチバチしていて、その上にとんかつ、ミートソースがかかっているもの。携帯に写真あるか探したけど残念ながらなかったー。
・・・書いているうちに食べたくなってきた。

アイスホッケーはNHLの話だったけど、釧路ではアジアリーグをわりと見ていたので反省部屋の話とかファイターの話とか楽しかった。

すべては漂っている。

  • 2015.10.14 Wednesday
  • 09:38
『エヴリシング・フロウズ』を読んだ。中学生の話だからなんとなく読んでなかったんだけど、本当に読んでよかった!
津村さんの本はとても読み心地がいいので、読み終わるのがいやだなあと思う。続きが早く読みたいっていう感じではなく、この世界にまだ入っていたいという方が強い。なんだろう?登場人物の魅力とか固有名詞いっぱいの描写などの波長が自分に合っているのかもしれない。
題名もティーンエイジファンクラブの曲名だし、自分の好きだと思っているものが固有名詞として出てくると嬉しい。

登場人物も全員に共感なんてできないし好感も持てないというか嫌なやつだとしか思えない人もいるんだけど、なんだかみんなをずっと見守っていたいような気持ちになる。
人物と人物の距離感がいいし、作者と人物の距離感もすごくいいと思う。
JUGEMテーマ:読書

 

夏の葬列

  • 2015.09.13 Sunday
  • 00:03
最近手がしびれる。両手だから脳外科系ではないと思うんだけど。
思いあたるのはスーパーに買い物に行く際にダイエットと思ってカート使わないでかごだけで店内グルグル30分くらい回って、帰りは両ひじにでっかい袋ぶらさげげて15分ぐらい歩いて帰ること。
こうなったらガラガラ買うか。

* * * * * * * *

買いたい本が多すぎて、選べなくて結局買えていない。今までだったら即購入レベルの本でも、図書館で借りてみて、手元に置いておきたいと思ったら買うようにするべきか。譲れないボーダーラインが下がってゆく〜。

春樹はもちろん買うんだけど、最寄の書店に在庫がなくて白目むいた。きのくにや行かなきゃだめかなー。まだ初版あるかなー。
ここ数ヶ月でカズオ・イシグロ→イー・ユンリ→ミランダ・ジュライと続々出ていて、そのせめぎあいの中で今月末刊行の山川方夫がくいこんで来たところ。

山川方夫といえば『夏の葬列』。小学校の国語の教科書の中でも強烈に面白かったよね!?いわゆる「純文学」的な文章と描写の中で味わえるどんでん返しミステリのカタルシスを小学生で知ったときのことはいまだに忘れられない。
 

PR

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM